ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンを同時接種しても大丈夫?
小さいお子さんに2種類以上のワクチンを同時に接種するのは
親として不安な気持ちになるかもしれません。
たとえばヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンを同時接種するクリニックがあります。
ただ心配なことがあります。
2011年2月から3月に実際にあった話ですが
ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンの同時接種で5人のお子さんが亡くなったというのです。
そんなこともあって、
一時期、ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンとの同時接種は行わないようになりました。
とはいえ、ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンの同時接種は1年以上前から実施されていたのですが、
死亡例があったのは2011年2、3月だけです。
もしヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンを同時接種したら命の危険が生じるなら、
2011年2月、3月だけでなく、もっとほかの時期にも死亡例が起きても不思議なことではありません。
なのに、2011年2、3月だけしか死亡例がないということは
ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンを同時接種したことと
死亡との関係は低いという結論になるでしょう。
そして現在ではヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンとの同時接種が可能となりました。
肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンの同時接種は
200以上の国々で10年以上前から行われてきたことです。
もちろん同時接種の安全性も確かめられています。
ヒブと肺炎球菌に感染し発症すると髄膜炎を起こします。
髄膜炎は生後半年くらいのお子さんから徐々に増えてきます。
そんなこともありますからヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンの同時接種を
生後2か月くらいから受けたほうがよいかもしれませんね。
続いて年齢別に見たヒブワクチンの接種間隔について解説します。
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