頭痛の原因になる髄膜炎の治療法
- ウイルス
- 細菌
などの微生物が髄膜という脳を覆う膜に感染することが原因で起こります。
ウイルスが原因で起こる髄膜炎を無菌性髄膜炎
細菌が原因で起こる髄膜炎を細菌性髄膜炎といいます。
- 無菌性髄膜炎
- 細菌性髄膜炎
の2種類に分けることができます。
どちらの髄膜炎にしても症状として頭痛や吐き気があります。
この記事では頭痛や吐き気の原因になる髄膜炎の治療法について解説します。
頭痛を引き起こす髄膜炎の治療法
細菌性髄膜炎の原因は細菌、いわゆるばい菌です。
ばい菌は抗生物質が特効薬です。
とはいえ、ばい菌の種類によって効果のある抗生物質は違います。
また、同じばい菌でも効く抗生物質が違う場合があるのです。
だから、検査でどんなばい菌に感染して髄膜炎を起こしているのか?
確かめて、効果のある抗生物質を選び治療をしていきます。
とはいえ、効く抗生物質を検査で調べるのに時間がかかります。
1日や2日でわかる検査ではありません。もっと時間がかかるのです。
だから細菌性髄膜炎だと診断がついたら検査でばい菌の種類や効く抗生物質を調べつつ、
お医者さんの経験をもとに、効くであろう抗生物質をあらかじめ使用します。
そして検査で効く抗生物質がわかったときに
現在使用している抗生物質が効かないと判断されたらお薬を変更します。
無菌性髄膜炎の原因はウイルスです。
ウイルスは抗生物質が効きません。
ウイルスをやっつける特効薬はありません。
ウイルスをやっつけるには患者さんの免疫力を上げるしかないのです。
だから髄膜炎によって吐き気がひどくて食事をとれないなら
点滴をして栄養を補うことで体力をつけたりします。
また吐き気がひどいなら治療として
プリンペランという吐き気止めのお薬を注射するなどして対処療法をすることもあります。
以上、頭痛の原因になる髄膜炎の治療法について解説しました。
こちらも参考に!⇒髄膜炎による頭痛なら痛みを感じる場所はどこ?
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