インフルエンザA型にタミフルは効果ある?
「インフルエンザが大流行中です」
と毎年冬になるとテレビやラジオでニュースとして報道されます。
- インフルエンザA型
- インフルエンザB型
- インフルエンザC型
の3種類に大きくみるとわかれます。
インフルエンザA型、B型、C型の中でもインフルエンザA型がもっとも
世界的に流行しやすいです。
ところでたいていの予防接種って一度受けたら
次受けるとしても数十年後ってものが多いですね。
たとえば麻疹、別名『はしか』なんかそうです。
なのにどうして去年インフルエンザ予防接種を受けたのに
また今年も受けないといけないのでしょうか?
しかもインフルエンザA型が流行しやすいわけなので
予防接種にはA型は必ず入っていますし。
理由はインフルエンザA型は特に変異といって
毎年見た目が変わるからです。
私たちの免疫って一度かかった病原体が体に入ってきたら
「あ、あのときのウイルスか」とすぐに攻撃しやっつけてくれるんです。
でも少しでも形が変わると免疫は「うん?なんだこの病原体は?」
と攻撃の仕方がわかりません。
こんな感じでインフルエンザA型は毎年形が変わりやすいので
毎年インフルエンザ予防接種を受ける必要があるわけなんですね。
そんなこともあって、去年インフルエンザA型に感染しても
また今年も形を変えた変異したインフルエンザA型にかかる可能性があります。
もしインフルエンザA型にかかったら病院では検査をします。
そして陽性(インフルエンザA型に感染している)とわかったら
タミフルを処方することが多いです。
インフルエンザA型で処方されるタミフルの効果は?
- インフルエンザA型によるつらい症状を改善してくれる
- 肺炎などのさらに重篤な症状にならないようにしてくれる
- インフルエンザA型ウイルスが増えるのを抑える
などです。
あと知っておいてほしいのはタミフルは
インフルエンザA型のウイルスそのものを攻撃してやっつける効果はありません。
ただウイルスが増えないようにしてくれる効果しかありません。
言い方を変えるとするとタミフルはインフルエンザA型を攻撃するのではなく
増やさないように防御しているわけです。
つまり、剣は持ってないけど盾と鎧に身にまとった騎士みたいなものです。
だからインフルエンザA型にかかって症状が出て48時間たったら
タミフルの効果は期待できないと言われています。
タミフルにインフルエンザA型ウイルスを攻撃できる力があるなら
症状がでて48時間たっても効果がでるはずですからね。
こちらも参考に!⇒抗インフルエンザ薬で言われる48時間とは?
関連ページ
- インフルエンザA型に感染!潜伏期間は何日?
- インフルエンザA型に感染舌場会う、潜伏期間は何日くらいなのでしょうか?わかりやすく解説しました。
- 幼児がインフルエンザA型にかかったらどんな症状がでる?
- 幼児がインフルエンザA型にかかったらどんな症状がでるのでしょうか?わかりやすく解説しました。
- インフルエンザA型の症状が続く期間は?
- インフルエンザA型の症状が続く期間はどれくらいでしょうか?わかりやすく解説しました。
- インフルエンザA型ならお風呂にいつから入ってもいいの?
- インフルエンザA型だといつからお風呂に入ったらよいのでしょうか?わかりやすく解説しました。
- インフルエンザA型なら熱は何日で下がるの?
- インフルエンザA型なら熱は何日で下がるのでしょうか?わかりやすく解説しました。