三叉神経痛にカルバマゼピンを服用したら完治するの？
顔の痛みがひどくて病院に行ってみると三叉神経痛だと診断されることがあります。
三叉神経痛は顔に痛みがでる神経の病気です。
お医者さんはたいてい三叉神経痛の治療として飲み薬を処方します。
いきなり手術とかしません。
三叉神経痛の治療薬はテグレトールです。
テグレトールの主成分はカルバマゼピンです。
おそらくこの記事をご覧のあなたもお医者さんから
カルバマゼピンを処方されたのでしょう。
そして「カルバマゼピンを飲んだら三叉神経痛は完治するのかな？」
と思ってこの記事を読んでいるのかもしれませんね。
まず三叉神経痛の原因は三叉神経が刺激を受けるです。
三叉神経は顔が感じた感覚を伝える神経です。
だから三叉神経が病的に刺激を受けるとビリビリと痛みを感じるわけです。
これが三叉神経痛の原因です。
カルバマゼピンは三叉神経の働きを抑えます。
だから三叉神経が異常に刺激を受けても痛みを感じにくくなるわけです。
カルバマゼピンは三叉神経痛の原因である異常な刺激の元を抑えているわけではありません。
あくまでカルバマゼピンは三叉神経の働きを抑えているだけです。
つまり、カルバマゼピンを飲んでも根本的な原因が解決されて
三叉神経痛が完治するわけではありません。
とはいえ、カルバマゼピンを服用すると約50％の確率で三叉神経痛による顔の痛みが鎮まります。
だから、三叉神経痛で顔に痛みがある限りはカルバマゼピンを服用し続けることになります。
もしカルバマゼピンを飲んでも三叉神経痛の痛みがひかず
しかも日常生活を送るのもつらいようなら手術をすすめられることもあります。
最後にまとめますとカルバマゼピンは三叉神経痛を完治させるお薬ではありません。
三叉神経の働きを抑えることで痛みを抑えるお薬です。
こちらも参考に！⇒三叉神経痛を診断できるのは何科？
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